卒業式の日に
我が子が義務教育を終えました。
思春期に向かう我が子と、どう向き合えば良いのか悩みながら
とりあえず、毎朝玄関まで出て、最初の角を曲がるまで見送ろうと中学1年生の初日に決めました。
「行ってらっしゃい。」と送り出すと、角を曲がる時に我が子が手を振ってくれて、私も手を挙げる。
元気に歩いていく姿を確認して、玄関のドアを閉めるという日が続きました。
2年生に上がっても、そのやり取りは続いたのですが、夏休みが明けてしばらくすると、
「もう、手、振らなくてもイイ?」と言われ、
それからは、玄関を出た後、振り返ることなく歩いていく姿を見送る日々となりました。
仕事柄、緊急の手術などで呼び出しもあるため、朝、どうしても見送ることができなかった日や、
雪や雨がひどく学校近くまで車で送った日もありましたが、
3年間、無事、登校していく姿を見届けることができました。
卒業式では、皆勤賞で名前を呼ばれた我が子。
ほんの少し、誇らしそうに見える後ろ姿でした。
まだまだ続く思春期。
どんな形で見守っていけば良いのか・・・まだまだ親の修行中です。